「人を育てる」峻別して余す所がない指導者

「人を育てる」

(長所と短所は裏返し)

好奇心の思うがままに、事を進めていてはダメ。

長所は6割 短所は4割。

短所ばかり見ていては、指導者(リーダー)とは言えない。

小さい失敗は𠮟る。 大きい失敗は𠮟る方へはいかない。

なぜ、そうなったのか? 原因を共に研究する。

小さい失敗は不用意にやる。

大きい失敗は、一生懸命 考えた上で失敗する。そうすると単に𠮟るよりも、むしろこれに同情する。

共に研究して、「元気でやろう」「研究しよう」というリーダーの態度が多かった。

このリーダーは、経営の神様とも言われた 故・松下幸之助氏の哲学である。

難局もこちらの対処の仕方によっては飛躍への跳躍台になりうる。

「困難な事に出会ったら、まず落ち着いて冷静に、その正体を見極めてみることだ。本当の勇気とは、そう言う事である。そうすれば自然に打開策も生まれてくる。うろたえ騒ぐだけでは困難に飲まれてしまう事になる」

(商売というものは)

いかに人を動かす技術の上になり立っている部分が多いか、ということである。つくるだけの技術屋として、工場の中で機械と向き合っているあいだはまだ良いが、一歩外へ出れば、これはもう対人関係の真剣勝負の場である。

(人間関係)

人間関係をはじめ、物事はすべて対立と調和の上に成り立っている。そうであってこそ、発展があると言うのである。それは協調しつつ対立し、対立しつつ協調してゆくことが人間関係や物事を発展させてゆくという考え方。切磋琢磨とはそのようなことかもしれない。


私はこの本をお勧めしています。


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